不動産 APIとは?主要サービス・取得できるデータ・使い方と代替ツールを実例で解説 | Octoparse

不動産 APIとは?主要サービス・取得できるデータ・使い方と代替ツールを実例で解説 | Octoparse

不動産 APIの種類、取得できる価格・地価・防災・登記データ、不動産情報ライブラリ APIの申請方法とPython例を公式情報に基づいて解説。それに、APIで取れない現在の物件情報を不動産スクレイピングで補う方法も詳しく紹介します。

不動産 APIとは、取引価格、地価、都市計画、防災、登記関連情報などの不動産データを、外部のシステムから取得するためのインターフェースです。 公的な基準データを無料で取得するなら国土交通省の不動産情報ライブラリ API、整形済みJSONや賃料推定を少量から使うなら不動産DB、地番・登記関連データを業務システムへ組み込むならJONが候補です。ただし、これらの不動産 APIだけで、現在募集中の物件の賃料、管理費、設備、掲載URLまで揃うとは限りません。目的に応じて、公式APIと適法な不動産スクレイピングを使い分ける必要があります。

そのため、この記事では、不動産APIとは?その使い方とAPIを設定しなくても不動産データを簡単に取得できる代替ツールについても詳しく紹介します。もしご参考になれば幸いです。

不動産 APIは、不動産に関するデータを、人がWeb画面から一件ずつ転記する代わりに、プログラムから決められた形式で受け取る仕組みです。 APIの提供者がエンドポイント、認証方法、検索条件、返却項目を定義し、利用者はその仕様に沿ってリクエストします。

APIの利点は、HTMLの見た目に依存しにくく、システム連携や定期処理を設計しやすいことです。一方、取得できるのは提供者が公開した項目だけです。画面に表示されているすべての情報を自由に取得できるわけではありません。

不動産 APIで取得できる情報は、価格、土地・建物属性、都市計画、防災、周辺施設、人口、登記関連情報などです。 ただし、APIごとに対象、整備時期、更新頻度、利用条件が異なります。「不動産データ」という言葉だけで一括りにせず、意思決定に必要な項目から逆算して選びます。

現在確認できる代表的な選択肢は、国土交通省の不動産情報ライブラリ API、民間の不動産DB API、JONのデータ/APIプロダクトです。 三者は同じ「不動産 API」でも、公共GIS、整形済み分析データ、地番・登記関連という得意分野が異なります。以下は各公式ページを2026年9月7日に確認した比較です。

不動産情報ライブラリ API は、公的な価格情報と地理空間情報を利用したい場合の第一候補です。 国土交通省は、不動産取引価格、地価公示・地価調査、都市計画、学校・医療機関などの周辺施設、将来推計人口、防災情報を公開しています。令和6年度には、同サービス全体で約1,800万ページビュー、API約4,740万リクエストがあったと国土交通省が公表しています。

無料で利用できますが、利用規約への同意と申請が必要です。審査・承認後にAPIキーが発行され、HTTPSリクエストのヘッダーへ設定します。ブラウザから直接APIを呼ぶ構成は、CORSエラーを防ぐため公式マニュアルで避けるよう案内されています。

不動産DB API は、国土交通省のデータを構造化したREST APIとして取得したい場合に向きます。 市区町村別のエリアプロファイル、取引価格、地価、ランキング、賃料推定などをJSONで返します。PBFのデコードや複数データの前処理を自分で設計する範囲を減らせるのが違いです。

公式料金ページ では、Freeは0円で100ポイント/日、Proは月額2,490円で500ポイント/日と案内されています。賃料推定などの推定系は1回5ポイント、それ以外の軽量系は1回1ポイントです。賃料推定値の第三者提供、継続配信、恒久蓄積などはEnterprise条件となるため、無料枠の回数だけでなく利用目的も確認してください。

JON は、地番や登記関連情報を調査・業務システムへ組み込みたい法人向けの選択肢です。 公式サイトでは、地番・家屋番号、登記処理年月、登記目的などを検索できる不動産インデックス、定期更新されるデータプロダクト、JONデータやシステムを組み込むAPIプロダクトを案内しています。

公開ページには一律のAPI料金や無料上限は示されていません。 JONデータの説明 によると、用途、データ種類、カラム、対象地域、時間軸、特注条件などで価格・条件が変わります。公的な相場データAPIの代替というより、地番・登記業務に特化したサービスとして比較するのが適切です。

旧情報への注意: 一般社団法人不動産テック協会の「不動産オープンID API」は、2026年10月末でサービス提供を終了すると公式に発表されています。現在の不動産 API候補を選ぶ際は、古い比較記事だけで判断せず、運営中かどうかを公式ページで確認してください。

不動産情報ライブラリ APIは、利用申請、APIキー取得、対象APIとパラメータの選択、HTTPSリクエスト、レスポンス検証の順で利用します。 ここでは、不動産価格(取引価格・成約価格)情報取得API「XIT001」を例にします。

API利用申請画面 で利用者情報を入力します。申請受付メールが届き、審査・承認が完了するとAPIキーが発行されます。利用開始日が決まっている場合は、承認に要する時間を見込んで申請します。

XIT001では、取引年の year が必須です。必要に応じて四半期の quarter 、価格区分の priceClassification を指定し、 area 、 city 、 station のいずれか一つ以上で地域を絞ります。駅コードによっては対応データがなく400エラーになる場合があるため、その場合は都道府県または市区町村コードへ切り替えます。

Pythonでは、APIキーをコードへ直接公開せず、環境変数などから読み込む運用が安全です。以下は2025年・東京都千代田区の取引価格情報を取得する最小例です。

HTTP 200だけで「必要なデータが取得できた」と判断しません。タイルを指定するAPIは、該当データがなくても200と空配列を返します。一方、XIT001、XIT002、XCT001はデータがない場合に404を返すと公式Q&Aに記載されています。行数、対象期間、地域、空欄、重複を確認し、取得日時と出典も保存します。

XIT001では、不動産取引価格情報は2005年第3四半期以降、成約価格情報は2021年第1四半期以降が整備範囲です。 返却項目には、取引価格、坪単価、面積、間取り、建築年、構造、用途、都市計画、建蔽率、容積率、取引時点などが含まれます。

同じ市区町村でも、元データの調査時期や更新頻度が異なる情報を単純に横並びにすると、現在の状況とずれる可能性があります。分析表には「API取得日」と「原典の整備時期」を別々の列で残すと、後から判断根拠を追跡しやすくなります。

現在募集中の物件、最新の賃料、管理費、敷金・礼金、設備、交通条件、掲載URLを比較したい場合は、公的な不動産 APIだけでは不足します。 不動産情報ライブラリの中心は取引・成約価格やGISに関する公的データであり、各ポータルサイトの現在の募集在庫を集約したAPIではありません。

査定や市場調査では、「過去にいくらで取引されたか」と「現在いくらで募集されているか」を混同しないことが重要です。前者は公的API、後者は許諾を得たデータ提供、ポータルの提携機能、または規約に沿った公開ページの収集で補います。

不動産スクレイピング は、APIが提供されていない公開ページから現在の掲載項目を表形式に整理する代替手段ですが、APIを全面的に置き換えるものではありません。 公式APIで取得できる公的データはAPIを優先し、APIにない現在の募集条件だけを必要最小限の範囲で補う構成が、保守とアクセス負荷を抑えやすくなります。

Octoparse は、Webページ上に公開されている物件情報をノーコードで収集できるスクレイピングツールです。不動産APIでは取得できない物件情報でも、一覧ページや詳細ページを巡回し、賃料、管理費、間取り、面積、築年数、最寄り駅、物件URLなど、必要な項目を指定してまとめて取得できます。 APIキーの発行や仕様確認、プログラム開発が不要なため 、エンジニアでなくても比較的すぐにデータ収集を始められる点がメリットです。

また、CSV・Excelなどへの出力に加え、定期実行にも対応しているため、エリア別の募集賃料の定点観測、競合物件の比較、新着物件の確認など、継続的な不動産リサーチにも向いています。公式APIが存在しないサイトや、APIで提供される項目だけでは足りない場合に、Webページ上の公開情報を柔軟に取得したいケースで特に使いやすい方法です。 Octoparse では、 SUUMO、ホームズ 、goo不動産、いい部屋ネットなど人気不動産サイト向けの テンプレート が用意されているので、テンプレートを選択するだけでデータを簡単に取得できます。

さらに、 Octoparseには期間制限なく使える無料プランがあり、10タスク、月間50,000データまでエクスポート可能です。 有料プランの機能を14日間体験できる無料トライアルも用意されているため、まずは実際の不動産サイトで必要なデータを取得できるか試してから導入を検討できます。

ここでは SUUMO 物件情報テンプレートを使って、検索結果URLを入力して、所在地、電話、間取り、バルコニーなどの物件情報を収集できる手順を実例として詳しく紹介します。

Octoparseのアカウントを作成し、アプリへログインします。対象ページを開く前に、収集目的、必要な項目、対象地域、取得頻度を決めておきます。

テンプレート検索欄へ「SUUMO 」と入力し、または分類「不動産」をクリックし、物件情報テンプレートを選びます。

いい部屋ネットでエリアや条件を絞り、その検索結果URLをテンプレートへ入力します。

入力内容を確認し、「実行」をクリックして「クラウド収集」を選択します。

取得したデータについて問題がなければ「データエクスポート」からCSV、Excel、Google スプレッドシートなどを選び、エクスポートできます。

https://www.octoparse.jp/template/suumo-rental-property-listings

https://www.octoparse.jp/template/homes-chintai-scraper

https://www.octoparse.jp/template/goo-rental-listings-scraper

Octoparseは MCPにも 対応しており、ChatGPTやClaudeなどのAIと連携してデータ収集を実行できます。 例えば、「この不動産サイトから東京都内の物件情報を取得して、家賃と面積を比較して」と自然言語で指示するだけで、Octoparseによるデータ取得から、その後の整理・要約・比較分析までをAIと組み合わせて進められます。データ収集と分析を別々に行う必要がなくなるため、不動産リサーチや競合物件の比較をより効率的に進めたい場合に便利です。

MCP とは?3分で設定完了:非エンジニア向けの仕組みと設定ガイド

不動産データは、取得できるかどうかだけでなく、取得方法、利用目的、再公開の可否、個人情報、アクセス負荷を確認して扱います。 APIキーやスクレイピングツールを使えることは、すべての二次利用が許可されていることを意味しません。

国土交通省の利用規約では、提供情報の最新性、正確性、完全性等が保証されない旨を表示する例も示されています。公的データであっても、そのまま査定額や安全性を保証する情報として扱わず、判断主体と検証手順を明確にしてください。

無料で使える不動産 APIはあります。国土交通省の不動産情報ライブラリ APIは無償ですが、利用申請と審査が必要です。不動産DBには100ポイント/日のFreeプランがあります。JONのAPIは公開ページ上に一律の無料枠がなく、用途やデータ条件の個別確認が必要です。

必要です。API利用規約へ同意し、申請画面で利用者情報を入力します。審査・承認後、APIキーが発行されます。Webサイトの地図閲覧やダウンロード機能と、API利用申請を混同しないようにしてください。

公式ページは申請後に審査・承認が完了すると発行されると案内していますが、固定の発行日数は示していません。申請受付メールを確認し、開始日が決まっている開発では余裕を持って申請してください。

取得できます。不動産情報ライブラリにはWeb画面とダウンロード機能があり、単発の確認ならAPIを使わない選択肢があります。現在の公開物件情報を表にしたい場合は、対象サイトの条件を確認したうえで、Octoparse(オクトパース・オクトパス)などのノーコードツールも候補になります。

一般利用者が自由に利用できる「レインズ物件検索API」として考えるのは適切ではありません。不動産情報ライブラリには、指定流通機構が保有する成約価格を個別取引が特定されないよう加工した情報が含まれますが、現在の業者間物件情報そのものを一般公開するAPIではありません。

スクレイピングという技術だけで一律に合法・違法を判断することはできません。対象サイトの利用規約、robots.txt、アクセス頻度、取得項目、著作権、個人情報、取得後の利用方法によってリスクが変わります。公式APIで取得できる項目はAPIを優先し、制限回避や無断転載を行わないことが重要です。

いかがでしょうか。 この記事では、不動産 APIとは?主要サービス・取得できるデータ・使い方と代替ツールについて詳しく紹介しました。 不動産 APIは、公的な取引価格、地価、都市計画、防災、人口、登記関連情報を継続的に利用するための有力な手段です。 国土交通省の不動産情報ライブラリ APIは公共データ、不動産DBは整形済みJSONや賃料推定、JONは地番・登記関連データという違いがあります。料金だけではなく、必要な項目、整備時期、出力形式、利用許諾、リクエスト制限で選びます。

一方、現在募集中の物件の賃料、管理費、敷金・礼金、交通、設備、掲載URLは、公的な不動産 APIだけでは揃いません。その場合は、正式なデータ提供の有無を確認したうえで、 Octoparse(オクトパース・オクトパス) などを不動産 APIの代替・補完手段として検討できます。まず少量で取得精度と合規性を確認し、公的データと現在の掲載データを時点の違う情報として管理することが、信頼できる不動産分析につながります。

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