【オリックス】平野佳寿、最後の球はもちろんフォーク…日米通算853試合目・三振奪ってマウンドに別れ「僕の中でこれしかなかった」

【オリックス】平野佳寿、最後の球はもちろんフォーク…日米通算853試合目・三振奪ってマウンドに別れ「僕の中でこれしかなかった」

ソフトバンクが3連勝で勝ち越しを40とした。一回に打者一巡の猛攻で6点を先取し、6回無失点の松本晴が12勝目。オリックスは3安打と打線が振るわなかった。

ソフトバンク 9―0 オリックス(25日)

オリックスが誇る名投手が、21年間の現役生活に別れを告げた。日米通算853試合目となった42歳の平野は九回に7番手で登板。中村晃に対してカウント2―2とすると、最後はフォークを投じた。「僕の中でこれしかなかった」と語る、キャリアに欠かせない決め球を低めに落とし、空振り三振を奪った。

2006年に京産大から入団。先発で投げていた当初、自信を持っていたスライダーが通用しなかった。思うような結果が出ず、磨いたのがフォークだった。

10年に救援に転向すると、角度のある直球とフォークが生きた。「平野でやられたら仕方ない」と当時、一軍投手コーチだった小林宏・育成チーフコーチが評するほどの信頼を得た。本人が「あのときがなければ今はない」と語る分岐点だった。18年から3年間は米大リーグに挑戦。日米通算258セーブを挙げ、名球会入りも果たした。

「積み上げてきた数字がほかの野球選手とは違う。スターです」。同期入団の岸田監督から、尊敬を込めて言われるほどの実績を残した。低迷期も経験し、21年からのリーグ3連覇にも貢献した。入団したのはオリックスと近鉄が統合して2年目のシーズン。まさに「オリックス・バファローズ」を象徴する投手だった。(松本慎平)

登板を終えたオリックス・平野 「マウンドに立つのが嫌だと思うこともあったが、最後に一歩前に出る勇気だけがあった。温かく応援していただき、ありがとうございました」

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