五穀 豊穣 を祈り、燃え盛る大 松明 を掲げて供え物を奉納する中土佐町の伝統行事「久礼八幡宮の 御神穀祭 」が24日、行われた。3月には、国の重要無形民俗文化財に指定されており、関係者は「しっかり後世に伝えていく」と気持ちを新たにした。
御神穀祭は戦国時代から続く土佐三大祭りの一つで、久礼八幡宮の秋の例大祭に合わせて実施される。
未明、当番地区の男衆らが長さ約6メートルの大松明を囲み持って、地元を出発。太鼓を打ち鳴らしながら同八幡宮に向けて町内を練り歩いた。奉納後、社殿から大松明が境内に投げ出されると、ご利益を授かろうと大勢の人が燃え殻を激しく奪い合っていた。
大松明を誘導した山川貴由さん(53)は「1年前から竹や松を切り出して準備してきた。つつがなく終えてひと安心。(人口減少などで)当番地区が減ったが、頑張って若い人につないでいきたい」と話していた。