マンガ 欧州から世界へ 軌跡たどる展示 中京のミュージアム

マンガ 欧州から世界へ 軌跡たどる展示 中京のミュージアム

京都国際マンガミュージアム(中京区)で企画展「Mangaと育った子どもたち ヨーロッパにおけるManga文化の40年」が開かれている。京都精華大などでマンガを学ぶ韓国やスペイン、ロシアの3か国4人の若手研究者が企画し、展示を通して、日本のマンガが欧州から世界へ広がった軌跡をたどることが出来る。(山口景子)

会場には5か国語に翻訳された日本のマンガ本や雑誌を中心に、複製原画や映像作品など計約200点を展示。2000年頃から登場した海外の若手作家約30人による作品も含まれ、読書コーナーもある。アニメキャラクターの人形や日本メーカーのゲーム機、現地の言葉に翻訳された日本のマンガなどがそろう、欧州の子ども部屋をイメージした一画も設けられている。

同ミュージアムによると、日本のマンガは1960年代以降、欧州で放映された「ジャングル大帝」や「キャンディ・キャンディ」などのテレビアニメの原作として注目され、各国語に翻訳された。同大学国際文化学部講師のユー・スギョンさん(40)は「国や言葉は違っても、日本発のマンガ文化が欧州で育まれ、グローバル文化として花開くきっかけになった。原動力は夢中になった子どもたちだった」と指摘する。

88年にフランス、89年にスペインで「ドラゴンボール」が大人気となり、マンガは文化として定着。専門に扱う出版社も各国で設立され、スペイン語を通じて南米、フランス語でアフリカ諸国へ広がった。2000年代には、マンガ雑誌やアニメイベントが次々に誕生したという。

ユーさんは「想像以上に豊かで多層的なマンガの今を見てほしい」と話した。

来年1月19日まで。水曜と年末年始(12月26日~来年1月6日)など休館。ミュージアムの入館料は一般1200円、中高生400円、小学生200円。

問い合わせは京都国際マンガミュージアム(075・254・7414)。

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