岡山市東区の高齢者福祉施設から行方不明になっていた高齢女性を保護して、人命救助に貢献したとして、岡山東署は25日、同区の元力士・大森康平さん(32)に感謝状を贈呈した。
同署によると、15日午前5時50分頃に、施設職員が就寝中の女性を確認したのを最後に行方がわからなくなっていた。17日に発見されるまで、署員ら計約130人のほか、警察犬も出動し、捜索を続けていた。
大森さんは17日午後3時頃、自宅周辺で草刈りをしていたところ、近くの細い路地で座り込む衰弱した様子の女性を発見。前日に女性の顔写真や施設名などが載ったチラシを受け取っており、行方不明者だと気づき、保護した。その後、自身の軽トラックに乗せて施設まで送り届けたという。
大森さんは「 西大司 」のしこ名で活躍。去年3月の春場所で引退した後、実家で農業をしている。車までは女性を抱えて連れて行ったといい、「力士をやっててよかった」と笑顔を見せ、「これからも困っている人がいたら助けたい」と話した。