県内のご当地グルメを紹介する「埼玉ご当地グルメかるた」を、文教大学(越谷市)の学生たちが製作した。地域の伝統料理やB級グルメ、特産品など、県内40市町村の42種類を取り上げた。先月下旬に発売すると、一時ネット販売の在庫がなくなるなど人気を呼んでいる。(徳原真人)
グルメかるたは、フードツーリズムに詳しい国際学部(東京都足立区)の青木洋高専任講師が、地域ごとに特色ある食文化がある埼玉県の魅力を学生や多くの人に知ってもらおうと企画した。
大宮アルディージャの応援歌のフレーズにちなんだ「ね(寝)ても大宮 覚めても 大宮ナポリタン」、行田市のゆるキャラの名前を入れた「こぜにちゃん 行田生まれの ゼリーフライ」――。読み札には、料理の味や見た目だけでなく、地域の特色を生かした文言が並ぶ。
取り札に描かれた料理のイラストは、学生たちが下絵を手描きした。イラストレーターとやりとりしながら、例えば越谷の 鴨 ネギ鍋の札には「焼きネギと生のネギを入れる」など細部にまでこだわった。裏面には、ご当地グルメの歴史などを説明した解説を添えた。
かるたで紹介するご当地グルメは、〈1〉複数の店舗で提供される〈2〉特定の地域で共通している――などと定義した。
学生たちは、昨年11月からかるたの製作を始めた。ゼミのメンバー18人が6グループに分かれ、県内各地の観光協会や商工会、店舗など約50か所に自ら足を運び、ご当地グルメの生まれた経緯などを取材しつつ、実際に食べて、その魅力を体感。かるたとしてまとめ上げた。
製作に携わった浅田花帆さん(21)は「小中学校などに広がって、食育や地域を知る活動に役立てばうれしい」と話し、帆苅雄紀さん(22)は「かるたで知ったグルメを観光の目当てにしてほしい」と笑顔を見せた。
税込み2200円。ネットのほか、県内の書店などで販売されている。問い合わせは[email protected]まで。