山形県は今年度の県職員採用試験(大学卒業程度)から、新たに大学3年生が受験できる「秋試験」を導入する。民間企業との間で人材獲得競争が激しいことから、柔軟な運用で優秀な人材を確保する狙いがある。
県人事委員会事務局によると、これまで採用試験は、先行実施枠(春試験)と通常枠(夏試験)の年間2回行われ、大学3年生は受験できなかった。秋試験の導入で、3年の秋に加え、4年の春、夏、秋と計4回受験が可能となる。
3年で受験可能な秋試験は行政(約35人)、警察行政(若干名)、総合土木(約10人)、建築(若干名)、林業(約5人)、水産(若干名)、電気(約5人)の7区分で、応募は今月末まで。11月1日に1次試験の基礎能力検査を行い、11月下旬~12月上旬に面接や論文などの2次試験を実施する。合格発表は12月中旬を予定し、今年の秋試験で合格した3年生は、2028年4月の採用となる。
県職員の採用を巡っては、民間企業との競争の激化を背景に、過去10年間の受験者数は17年実施の634人をピークに、26年は366人まで減少している。
同事務局の担当者は「早めの受験を可能にすることで人材確保につなげていければ。県のSNSなどを通じて秋試験の周知を図っていきたい」と話している。