上方漫才界をリードした漫才コンビ「中田カウス・ボタン」の中田ボタン(なかた・ぼたん、本名・藤長明=ふじなが・あきら)さんが14日、亡くなった。78歳だった。告別式は家族葬で済ませた。
香川県出身。漫才コンビ「中田ダイマル・ラケット」に弟子入りしていた中田カウスさん(77)と1967年にコンビを結成し、吉本興業に所属。漫才コンビの舞台衣装はスーツが主流だった当時、ジーンズ姿でセンターマイクの前に立つスタイルが注目を集め、アイドル的な人気を博した。カウスさんの毒舌にボタンさんがツッコミを入れるしゃべくり漫才で、「上方漫才大賞」を3度受賞。長年、なんばグランド花月(大阪市中央区)の舞台に出演した。
ボタンさんは2019年3月から体調不良を理由に休養。23年2月に吉本興業とのマネジメント契約を終了し、コンビは事実上解散した。近年は表舞台から遠ざかっていたが、親交のあった落語家・桂小文枝さん(75)のユーチューブチャンネルには今年4月までに数回、ゲスト出演し、肺がんを患っていることを明かしていた。