未成年の選挙運動禁止「違憲」判決、原告側「悔しさが間違いではなかった」…公選法改正求め「声上げたい」

未成年の選挙運動禁止「違憲」判決、原告側「悔しさが間違いではなかった」…公選法改正求め「声上げたい」

未成年者の選挙運動を禁止した公職選挙法の規定について、25日の東京地裁判決は「憲法違反」と指摘した。「重要な権利を制限する法律のおかしさを認めてくれた」。70年以上続く規定を初めて違憲とした司法判断に、原告側から歓迎の声が上がった。(中村俊平、中川慎之介)

「選挙で何もできなかった悔しさが、間違いではなかったと言ってもらえたようだ」。判決後、東京都内で記者会見した原告の一人で、兵庫県の竹島一心さん(19)は笑顔で話した。

17歳だった2024年、中学時代に違和感を抱いていた校則について、親身に話を聞いてくれた市長が市長選とは別の選挙に立候補すると知った。「若者を政治に参画させる」との公約に共感し、自身のSNSで市長の政策を発信し、投票を呼びかける投稿を考えた。

「危ないんじゃないか」。ある日、市長の陣営関係者から連絡があり、公選法が未成年者の選挙運動を罰則付きで禁止していると知った。自身に刑罰が科されるかもしれない。そんな恐怖と、市長に迷惑をかけてしまうかもしれないとの不安から投稿は取りやめた。

法律への疑問をSNSで発信すると、今回の訴訟の弁護団に誘われ、他の原告3人とともに25年2月に提訴した。同5月の弁論では法廷に立ち、「未成年者もこの国や地方をつくる一員で、表現の自由があるはずだ」と訴えた。判決を受け、竹島さんは「公選法の改正を求めて声を上げたい」と強調した。

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