51歳の大ベテランが再び日本の地で力強く宙を舞った。24日に行われた体操の女子種目別跳馬の決勝。メダル獲得は逃したが、13・199点をマークして5位となり、10歳代の選手がいる中で存在感を存分に示した。
「競技に参加したいという意志がある限り、何の制限もない」。競技後、年齢について聞かれると、こう言ってのけた。
17歳で1992年バルセロナ五輪に出場し、旧ソ連合同チームの一員として団体金メダルを獲得。2021年の東京五輪まで8大会連続出場を果たした。一時は朝日生命に所属するなど日本とのゆかりも深く、今回の来日について「自分の家にいるような気分だ」と語った。
東京五輪後に引退を表明したが、地元メディアなどによると「ウズベキスタンのためメダルを獲得せずにキャリアを終えることはできない」とSNSを通じて現役復帰を表明した。24年パリ五輪出場は逃したものの、28年ロサンゼルス五輪を見据えてトレーニングを続けている。「一歩ずつ、(五輪という)その夢に向かって進んでいくつもり」。レジェンドの旅路に終わりは見えない。(藤原聖大)